SUCCESS
STORYサクセス・ストーリー

2023年度受賞企業

1位:TOGGLE合同会社

もっと見る
もっと見る

“商品開発と市場開発のインターフェイスとして、東京金融賞を存分に活用させていただきました”

(お話しを伺った方)ジム・リー氏, 代表取締役, TOGGLE合同会社

 「東京金融賞」に応募したきっかけを教えてください

弊社の投資分析プラットフォームを日本で普及させるためです。そのためには、市場の声とサービスフローの双方を検証する必要がありました。これらの目的を達成するために、東京金融賞に応募しました。

 金融都市としての東京の魅力を教えてください

金融とは人の人生の為に成り立つものだと我々は考えています。その人、一人一人のストーリーが聞けるところに、金融都市としての東京の魅力があると思っています。

 支援プログラムにより、東京都を介した行政との協業の機会や、ビジネスマッチング機会の提供による具体的な成果はありますか

支援プログラムを通じて多くの方から反応がありました。これまで複数の日本の金融機関と意見交換ができています。

 「東京金融賞」を受賞したことで、社内外から反響はありましたか

新しいテクノロジーに対する抵抗感が東京金融賞受賞によって軟化した印象を持っています。特に弊社の販売パートナーさんから、彼らのお客様に弊社の商品を紹介する際に、東京金融賞受賞のおかげで話を進めやすくなったという話をよくお聞きしています。

 今後、提案されたサービス、また東京でのビジネスをどのように展開させていく予定ですか

東京は弊社の設立時点から、東京をアジア拠点として位置づけていました。これからもこの位置づけは変わらないと考えています。弊社としてはAI人材育成でも社会貢献できる余地を東京に対して提供したいと思っています。

 「東京金融賞」ならではの”良さ”はどのような点にあると思いますか

東京金融賞を商品開発と市場開発のインターフェイスとして存分に活用させていただいたと思っています。市場全体のニーズをここまで把握するには、巨額の調査費用を支払う、或いは妄想に基づいて商品を開発する必要があり、機会費用が大きくなる可能性も高いと思っておりますので、東京金融賞に巡り合えて幸運だったと考えております。

 東京金融賞への応募を検討されている企業へのメッセージをお願いします

御社のグローバリゼーション戦略として、東京金融賞を活用してください。もちろん、全てのスタートアップに東京金融賞のプログラムが役に立つとは思っていません。ただ一つ言えるのは、本プログラムを通して、実際のユーザーが困っているポイントやそのソリューションに対する意見交換ができる貴重な機会が得られると思います。


2023年度 東京金融賞 - 金融イノベーション部門第1位

TOGGLE合同会社

▼課題・テーマ:
・金融商品やサービスについての中立的かつ個々に合ったアドバイザリーサービスの普及
・金融分野におけるデータ利活用の促進
・手軽に始められる投資商品やサービスの普及(例:少額投資可能な商品、コスト低減)
▼提案概要:
・ファイナンシャルプランナー等に対して、独自の生成AIを用いたチャットを基盤としたポートフォリオ分析サービスを提供する
・経済、財務、マーケット情報など、実際のデータを用いて分析・推論することで、従来のAIチャットボットよりも精度の高いアドバイスが可能になる
▼TOGGLE合同会社
HP:https://toggle.ai/ja

インタビュー動画

東京金融賞2023金融イノベーション部門第1位「TOGGLE合同会社」
閉じる
閉じる

 

2位:クレジットエンジン株式会社

もっと見る
もっと見る

“東京金融賞の受賞が一定の高い信用力に繋がっています”

(お話しを伺った方)新色顕一郎氏, 取締役COO, クレジットエンジン株式会社

 「東京金融賞」に応募したきっかけを教えてください

弊社は、フィンテックのスタートアップとして、今までメガバンクをはじめ、大手の金融機関さんとサービス提供をしてきました。一方で2020 年のコロナ以降、今回応募させていただいた保証協会融資のデジタル化というのをきっかけに、Gov Tech領域にも事業範囲を広げてきていました。その意味で、我々も今後そういったガバメント領域でのデジタル化というところに、何かお手伝いができないかとずっと思っていまして、今回東京金融賞をきっかけに、その領域を拡大していければという思いで、応募させていただきました。

 金融都市としての東京の魅力を教えてください

我々が社会的インパクトを出す領域として、最近はですね、地域の金融機関さんですとか、地域の保証協会さんと連携するケースというのが増えてきています。地域というアングルで日本のマーケットを見た場合、やはりデジタル化を先進していく、その 1 番最初にいる地域というのが東京、というふうに捉えております。東京で、しっかりとマーケットに浸透していき、そこの中で今回のような金融賞のきっかけをいただくことで、ゆくゆくは、デジタルの波及効果を地域へ広げていければと考えており、そういった中で日本随一の金融都市としての東京の魅力は高いなと思っております。

 支援プログラムにより、東京都を介した行政との協業の機会や、ビジネスマッチング機会の提供による具体的な成果はありますか

いくつか成果を感じております。1 点目として、我々が融資債権回収の分野でサービスを提供するにあたって、今後知的財産の管理や戦略が非常に重要な要素になってきます。そういった観点で、専門家の方からご支援をいただきまして、現在、特許の申請に向けた手続きというのを具体的に社内でも進めつつあります。
また 2 点目として、今回の支援プログラムの中で様々な領域の会社さんと、商談機会をいただくことができました。この点も、スタートアップは商談機会を最初に作るところにハードルがございますので、非常に良いご支援をいただいたと感じております。

 「東京金融賞」を受賞したことで、社内外から反響はありましたか

非常に大きな反響がありました。我々は主として地域金融機関さんや、もしくは地域のガバメントセクターの方に融資債権回収のデジタル化の話をする機会が増えております。そういった中で、今回の東京金融賞を受賞しているということは、入り口のお話をする観点で、一定の高い信用力につながっております。そこのお話をしやすくなっているという観点で非常に大きな影響があると感じております。

 今後、提案されたサービス、また東京でのビジネスをどのように展開させていく予定ですか

東京においては、既に導入済みのメガバンク2行をはじめとして、保証協会融資のサービスをご提供する金融機関さんに対して、随時提案活動を進めております。また東京での浸透率が上がっていけば、よりこれ以外の地域の金融機関さんでも導入が進むと思っていますので、東京から先導する形で地域のデジタル化のご支援に尽力できればと考えております。

 「東京金融賞」ならではの”良さ”はどのような点にあると思いますか

我々がご提供している融資のデジタル化のサービス、このご提案対象は、主として地域金融機関さんや、地域のガバメントセクターの方々になっております。こういった方々と話をする機会というのは非常に多いのですが、大手の会社さんになればなるほどスタートアップ単体で最初のご提案に行くのは難しいんですね。そういった中で、地域のリードである東京から、こういった金融賞のご評価をいただいているという点は、入り口のお話をする点でハードルを下げる大きな効果は見ていますし、非常にありがたい機会をいただいているなという風に感じております。

 東京金融賞への応募を検討されている企業へのメッセージをお願いします

非常に意義は大きいと思っております。昔に比べると、我々のようなスタートアップであっても、フィンテックもしくはガブテック領域でご提案できること、その距離感というのは近づいているように思います。ただ、その領域で一介のスタートアップで最初の一手を作ってくるというのは、なかなかハードルが高いと思っています。そういったインパクトもしくは事業を拡大するという観点でも、東京金融賞におけるサポートは非常に有意義だと、今でも感じております。ご関心をお持ちの企業様あられましたら、ぜひ応募してみてください。応援しております。


2023年度 東京金融賞 - 金融イノベーション部門第2位

クレジットエンジン株式会社

▼課題・テーマ:
・金融業及び金融業と非金融業とのコラボレーションの促進
・金融分野の業務効率化(例:金融サービスの利用開始手続きや本人確認手続き等の効率化)
▼提案概要:
・信用保証協会保証付融資に関し、借入人、金融機関、保証協会に至るプロセスをデジタルで完結するプラットフォームを構築することで、オンラインで融資申込の申請が可能となる
・事務の効率化により、融資実行までの期間の短縮を実現する
▼クレジットエンジン株式会社
HP:https://creditengine.jp/

インタビュー動画

東京金融賞2023金融イノベーション部門第2位「クレジットエンジン株式会社」
閉じる
閉じる

 

3位:Inovat Ltd.

もっと見る
もっと見る

“東京金融賞の魅力は、他では得られないサポートを実際に受けられるところです”

(お話しを伺った方)イリヤ・メルカモブ氏, CEO, Inovat Ltd.

 「東京金融賞」に応募したきっかけを教えてください

最も大きな理由は、資産運用会社など様々な種類の金融会社の東京拠点開設を見る中で、東京がアジアだけでなく世界における金融およびフィンテックの中心地として加速していく様子を目の当たりにしたからです。
また、過去の参加企業や受賞企業から東京金融賞の話を伺った際、全員から好意的な感想を聞けたため、東京のマーケット状況および過年度参加企業のフィードバックを踏まえ、このプログラムに参加することは、我々にとってまたとないチャンスだと思いました。

 金融都市としての東京の魅力を教えてください

まず、現地に拠点を構えると、地元企業との取引がしやすくなります。これは東京金融賞に参加してわかったことです。
2つ目は、新しい技術や新製品を試すことに前向きな人がいることです。東京には、革新的なソリューションなどを積極的に利用したいと考える人が多いため、金融商品を提供する企業にとって、東京に進出し、拠点を構える自信につながります。
3つ目は、優れたインフラが整備されており、快適に働く環境があることです。特に金融や金融テクノロジーの分野で働く上では大変なことが多々ありますが、東京やその周辺の環境が整っているため、とても仕事がしやすいです。

 支援プログラムにより、東京都を介した行政との協業の機会や、ビジネスマッチング機会の提供による具体的な成果はありますか

東京金融賞のビジネス・マッチングプログラムに参加することで、主に2つの成果を達成することができました。
1つ目は、決して簡単なプロセスではありませんでしたが、ティア1の顧客とのパイロット契約締結まであとわずかというところまで来たことです。
2つ目に、弊社は東京金融賞に参加するまで、東京はもちろん日本において法人を設立していませんでしたが、マッチングプログラムを通じて強力な法律の専門家と連携し、あらゆる法的手続きや、日本および東京の税務当局に必要なライセンスを取得する際のサポートをしていただき、実際に株式会社の登録手続きを開始することが出来ました。

 「東京金融賞」を受賞したことで、社内外から反響はありましたか

東京金融賞を受賞したことで、弊社の商品を東京という世界でも有数の観光都市でも提供できることを証明することができ、社内の雰囲気が活気づいたと思います。
また、各種イベントにおいて東京金融賞について話すと、特に金融業界やフィンテック業界を含む多くの方々が東京金融賞を知っており、弊社の日本での信用を確固たるものにすることができました。

 今後、提案されたサービス、また東京でのビジネスをどのように展開させていく予定ですか

弊社は東京だけでなく、日本の全ての都市に進出することを考えており、いずれは東京をアジア太平洋地域における本部とする予定ですが、現在は法人の設立、事業に必要な法的ライセンスの取得等、オペレーションの段階に移行しています。
また、東京は銀行業を含む、日本のあらゆる産業の中心地であるため、全国に事業を展開する際は、先ずは東京から始めることがとても重要だと思います。東京で強力な基盤を構築した後、日本全国に事業を拡大し、その後は日本以外の国にも進出したいと考えています。

 「東京金融賞」ならではの”良さ”はどのような点にあると思いますか

東京金融賞の魅力は、他社と競い合うだけでなく、他では得られないサポートを実際に受けられるところです。
例えば、ビジネス・マッチングプログラムを通して、金融業界のさまざまな分野に係る専門家と出会うことが出来ました。日本や東京で既に大規模な事業を展開している経験豊富な企業と出会えたことにより、彼らの経験談から東京で最も効率よく成功するのに必要なステップを教えていただくことが出来ました。

 東京金融賞への応募を検討されている企業へのメッセージをお願いします

日本および東京は独特な市場ですが、市場の個性を理解するには、自分で試してみる、或いはサポートをしてくれる人に相談する、いずれかの方法が考えられます。我々は東京の市場を理解する上では、東京金融賞が頼れる存在であると考えました。
実際に東京金融賞に参加してみると、会社の立ち上げ、事業体の設立、人材の採用、中小企業や地元企業、或いは大企業との協業をする際等の正しい手順を指導していただくことが出来ました。
また、過年度受賞企業のお話しを伺ったことで、上位3企業に選ばれるために必要な要素を知ることができました。個人的には、正しい方法で事業を行い、顧客や規制当局、パートナー企業の声に耳を傾け、正しい商品を作り、東京で商品を発売するために必要なものを理解すれば、東京金融賞で良い結果を残せると思います。


2023年度 東京金融賞 - 金融イノベーション部門第3位

Inovat Ltd.

▼課題・テーマ:
・金融業及び金融業と非金融業とのコラボレーションの促進
・人生100年時代に備えた誰もが利用しやすい金融サービス(例:加齢に伴う認知機能低下を補う金融サービス)
・より手軽な融資サービス(例:短時間の審査、低金利)
▼提案概要:
・海外旅行者に対して、税金還付手続きをデジタルで完結できるサービスを提供する
・税務当局や免税店等とAPI接続することにより、訪日外国人等が店舗で買い物をした際、同社アプリ上で購買情報の登録・レシートをアップロードすることで、税金の還付を迅速に受けられる
▼Inovat Ltd.
HP:https://inovat.tax/jp

インタビュー動画

東京金融賞2023金融イノベーション部門第3位「Inovat Ltd.」
閉じる
閉じる

 

2022年度受賞企業

1位:KAERU株式会社

もっと見る
もっと見る

“東京金融賞の受賞により、お客さまとの議論もとても進みやすくなったと感じています”

(お話しを伺った方)岡田知拓氏, 代表取締役CEO, KAERU株式会社

 「東京金融賞」に応募したきっかけを教えてください

知り合いのSNS、ベンチャーキャピタルやそのサポートをしている会社が持っているコミュニティ経由で応募を勧めていただきました。まさに東京でフィンテック事業を行っている弊社に適しているのではとお声がけいただきました。
私たちはサービスを拡げていく上で行政との連携を図ることも多いのですが、どうしてもまだまだ信用や認知が不足していると感じています。東京金融賞は、東京都が主催されるイベントであるため、金融賞受賞はその後の営業やサービス拡大に効果的だと考え着目しました。また、1000万円の賞金もキャッシュの確保という観点でシンプルに魅力的でした。

 金融都市としての東京の魅力を教えてください

弊社は日本をメインにサービスを展開しており、首都である東京がフィンテックやスタートアップへの注力を宣言していることは確実に追い風だと考えます。東京での新しい施策は、当然他の地域の方も参考にされていると思いますので、このような状況をありがたく思っています。

 支援プログラムにより、東京都を介した行政との協業の機会や、ビジネスマッチング機会の提供による具体的な成果はありますか

ありました。現在も連携に向けて継続的に協議を行っています。東京都の方にもご協力いただきながらビジネスの機会を広げています。

 「東京金融賞」を受賞したことで、社内外から反響はありましたか

自分たちの取り組みが評価されたということは、会社としてのモメンタムにつながっていると思います。
また、社外からも反響が大きく、受賞おめでとうございますというお声や、実際に東京金融賞を見てのお問い合わせをいただきました。受賞が信用につながって、お客様との話がより進みやすくなったということもあります。

 今後、提案されたサービス、また東京でのビジネスをどのように展開させていく予定ですか

私たちが提案したサービスは、遠距離介護をサポートするサービスで、現在も東京都に紹介いただいた社会福祉協議会の方々と話をしています。金銭管理のサポートは、個人が行っているケースもあれば、行政が行っているケースもあり、まずは東京で実績を作って他の地域にもサービスを広げていきたいと考えています。やはり、地方の方々は東京都の動きを見ているので、東京で実績の糸口を作れることは、私たちにとって非常に大きな機会だと考えております。

 「東京金融賞」ならではの”良さ”はどのような点にあると思いますか

多くの金融関係者が注目しているイベントであるため、特にスタートアップに不足しがちな認知や信用を得ることができる点が利点だと感じています。

 東京金融賞への応募を検討されている企業へのメッセージをお願いします

ぜひ応募していただくと良いと思っています。スタートアップを支援するプログラムやアクセラレーターは、長時間を割いても結果を生めないことがあり、また数か月先の未来が見えづらく自身の忙しさがわかりづらいスタートアップにとっては、一度採択されると離脱しにくいプログラムには多くの方が懸念を示されます。私が応募する際には、見込める効果と割くリソースを考慮しますが、東京金融賞はプログラムがしっかりしており、かつスタートアップファーストであってあまりリソースを奪われずに参加できた点が良かったと思います。
先に述べたように、スタートアップは認知・信用を得ることに時間がかかります。東京金融賞に応募したことでこの2つが得られ、またメンバーのモメンタム形成につながったと感じています。さらに、受賞によって多くの行政・企業の方に会社を知ってもらいやすくなるので、フィンテック企業であれば必ず応募するのが良いのではと思います。


2022年度 東京金融賞 - 金融イノベーション部門第1位

KAERU株式会社

▼課題・テーマ:人生100年時代に備えた新しい金融サービスがほしい
▼提案概要:認知症等の高齢者向けのプリペイドカードを発行。家族による見守り(遠隔から利用履歴の把握、残高チャージ)、紛失時の停止などの機能を付与。
介護者の負担軽減、高齢者の金融包摂、キャッシュレス化に貢献。
▼KAERU株式会社
HP:https://kaeru-inc.co.jp/

インタビュー動画

東京金融賞2022金融イノベーション部門第1位「KAERU株式会社」
閉じる
閉じる

 

2021年度受賞企業

3位:Tractable Ltd.

もっと見る
もっと見る

“東京金融賞受賞によって、
幅広い業界から関心を持っていただきました”

(お話しを伺った方)堀田翼氏, APAC統括責任者, Tractable Ltd.

 「東京金融賞」に応募したきっかけを教えてください

スタートアップにとって採用は非常に重要な活動の一つですので、東京金融賞に参加して業界外の方々にも幅広く認知いただくことで採用力を強化することが応募目的でした。

 金融都市としての東京の魅力を教えてください

東京の魅力の一つは、日本を代表する企業が集中していることだと思っております。近年リモートワークや多様な働き方が当たり前になりつつある一方で、新たなアイディアの創出や、新たなビジネスモデルの議論においては対面での議論も重要と考えています。

 支援プログラムにより、東京都を介した行政との協業の機会や、ビジネスマッチング機会の提供による具体的な成果はありますか

弊社のソリューションが、自治体による罹災証明書の発行に活用できるのではないかというご提案・ご要望を様々な自治体からいただいています。現在、被災後の罹災証明書発行におけるAI活用の可能性について、自治体と幅広く意見交換しています。

 「東京金融賞」を受賞したことで、社内外から反響はありましたか

社内の反響としては、東京のお客様対応チームとロンドンの技術チームが協業している中で、両チームのメンバー全体でお祝いすることができ、チームの一体感を醸成できました。社外の反響としては、主に損害保険業界で活用いただいて弊社のソリューションについて、建設業界や自治体などの損害保険業界以外からも幅広く関心を持っていただきました。

 今後、提案されたサービス、また東京でのビジネスをどのように展開させていく予定ですか

弊社は、台風等による建物の損傷に関する保険金支払い期間を、従来の数か月から数日に短縮するというソリューションを提供しています。先に述べたように、保険会社を含め、様々な会社から関心を寄せていただいておりますので、引き続き台風シーズンにおける被災者の早期復旧に貢献できるよう、ビジネスを展開していきたいと考えております。

 「東京金融賞」ならではの”良さ”はどのような点にあると思いますか

国内企業だけではなくて海外からも様々な企業が参画している点だと思っております。また、単にプレゼンして受賞するだけではなくて、他の参加企業から面白いビジネスアイディアを聞くことができ、さらに人脈形成ができる点が非常に魅力的です。

 東京金融賞への応募を検討されている企業へのメッセージをお願いします

検討されているのであれば、参加されることを強くお勧めします。日本のみならず海外からも将来有望な企業が参加しておりますし、このイベントを通じて人脈を広げることができると思っております。


2021年度 東京金融賞 - 金融イノベーション部門第3位

Tractable Ltd.

▼課題・テーマ:保険に関する手続きを簡潔にしてほしい
▼提案概要:台風による建物損害における保険金支払いを、数か月から数日に短縮
スマホで損傷箇所を撮影するだけで、AIソリューションが適正な修理金額を自動算出
▼Tractable Ltd.
HP:https://tractable.ai/ja

インタビュー動画

東京金融賞2021金融イノベーション部門第3位「Tractable Ltd.」
閉じる
閉じる

 

2020年度受賞企業

1位:Paygilant

もっと見る
もっと見る

“東京金融賞は、ブランドの認知度を高め、
多くの扉を開いてくれます。”

(お話しを伺った方)ジブ・コーエン氏, Chief Executive Officer, Paygilant

 「東京金融賞」に応募したきっかけを教えてください

東京と日本は、アジア地域そして世界的に見ても、FinTechを牽引する最先端の市場です。PaygilantはFinTechやデジタルバンキング、デジタルペイメントに向けたフリクションレスな不正防止を専門としています。そのため、私たちが事業を行うにあたり、東京が望ましい市場であることは明白でした。これが、弊社がプログラムに申請した理由の一つです。プログラムへの参加によって事業活動を加速化し、東京にPaygilantのテクノロジーをもたらすことは、私たちにとって非常に重要なことでした。

 金融都市としての東京の魅力を教えてください

東京は世界でも成長スピードが速い金融都市の一つです。企業にとっては発展したFinTech市場やデジタルバンク、決済は大きな魅力であり、多くの企業が東京の金融の一端を担い、都民に付加価値を提供したいと考えています。また行政自らが、新規ビジネスの開拓を促進したり、東京の金融機関やテクノロジープロバイダーへの投資を積極的に実施したりするイニシアチブを推進し、該当する企業にはインセンティブを与えています。金融業界の中心である東京での事業展開により、東京の一部となり、特に不正取引と正当な顧客の識別に関する弊社の経験やテクノロジー、知識をもってFinTechやデジタルバンキングにおける不正の削減に貢献したいという私たちの思いは、さらに強くなりました。

 「東京金融賞」ならではの“良さ”はどのような点にあると思いますか

東京金融賞は、日本市場、特に東京への扉を開くゲートウェイです。はじめに東京都の支援を受け、ブランドの認知度とメディアへの露出を高めることができます。さらに、都内の関連企業と関与し、交流する、多くの貴重なつながりを得られます。新規市場に浸透し、東京の潜在的な企業とつながるために、通常かかるプロセスを加速化し、時間を短縮してくれます。このプログラムと受賞によって、Paygilantは東京の金融市場の表舞台に立つことができ、事業活動を開始するために必要な情報と支援を受けることができました。

 東京金融賞を受賞したことで社内外から、反響はありましたか

たくさんの前向きなフィードバックがありました。東京金融賞の受賞後、東京だけでなく、アジアや他地域の企業からもコンタクトがあり、弊社の成長に大きくつながっています。また、受賞後の東京都やその他関連団体との協力関係は、実りの多く、有意義なものです。

 今後、提案されたサービス、また東京でのビジネスをどのように展開させていく予定ですか

Paygilantは、FinTech分野で最も成長スピードが速い市場であるアジアで、積極的に事業を展開しています。バーチャル/ネオバンク、eウォレット、ペイメント、そして他のFinTech企業と協業しています。東京での展開も計画しており、必要なステップを経て、東京および日本の金融機関がPaygilant製品から大きな利便性を享受できるようにしたいと考えています。

 東京金融賞への応募を検討されている企業へのメッセージをお願いします

私からのメッセージは、『前進し、挑戦しましょう。ぜひプログラムに応募してみてください。』です。 このプログラムは素晴らしいアクセラレーターです。プログラムは企業に大きな利益をもたらし、計画の実行と普及に大きく貢献します。また、ブランドの認知度を高め、新たなビジネス機会への扉を開いてくれます。私は心からの支援者として、みなさんが一歩前進し、本プログラムに参加することをお勧めします。


2020年度 東京金融賞 - 金融イノベーション部門第1位

Paygilant

▼課題・テーマ:【BtoB】金融業界のデジタルトランスフォーメンションをさらに促進したい
▼提案概要:行動的生体認証、トランザクション分析技術等の6つの付加情報を組み合わせた不正検知サービスを提供
▼Paygilant
HP:https://paygilant.com/

インタビュー動画

東京金融賞2020金融イノベーション部門第1位「Paygilant」
閉じる
閉じる

 

2位:Credify Pte.Ltd

もっと見る
もっと見る

“東京金融賞を受賞したことで、
仕事上での会話が非常にスムーズにいくようになりました。”

(お話しを伺った方)マウリツィオ ・ラッフォーネ氏, Chief Financial Officer, Credify Pte. Ltd.

 「東京金融賞」に応募したきっかけを教えてください

東京金融賞へ応募した理由は、賞の仕組みが弊社に合っていたからです。というのも、この賞は東京都民が実際に生活を送る中で直面する、金融サービスに関する問題や課題に焦点を当てています。弊社のテクノロジーを東京および日本という大きな市場に適した形で開発する機会となり、そのための洞察を深める良いチャンスだったのです。

 金融都市としての東京の魅力を教えてください

東京は世界的に見ても、紛れもなく非常に重要な金融センターです。また、グローバルな金融センターであるだけでなく、日本という、非常に成熟した、人口の多い豊かな市場の中核です。東京は、大きな機会を提供する市場に弊社のビジネスを浸透させるための、完璧なゲートウェイとなります。東京は住むにも素晴らしい都市であり、テクノロジー企業にとって非常に魅力的な場所です。

 「東京金融賞」ならではの“良さ”はどのような点にあると思いますか

東京金融賞の支援プログラムは、専門的に運営されています。弊社はスタートアップ企業の一つとして、アクセラレーター、ハッカソンなど、いくつか異なるプログラムに応募して成果を収めましたが、東京金融賞プログラムの運営方法はとても体系化されており、その専門性を感じました。また、常に相談相手がいて、十分な支援を受けることができました。プログラムの特に良い点を1つに絞ることはできません。すべてが非常に優れていたと思います。

 東京金融賞を受賞したことで社内外から、反響はありましたか

私たちが関わった企業からは、非常に多くの前向きな意見を頂きました。多くの企業が弊社の受賞に驚きましたが、それは、私たちの受賞を予想していなかったからではありません。私たちが日本でビジネスを試みる外国企業として認知された、という事実に驚いていたのです。海外から日本へ来たスタートアップ企業として仕事をすることは非常に大変で、信頼関係の構築が不可欠です。そのため、こうした評価はとても強力なメッセージとなります。プログラムに参加し、第2位を受賞したことで、仕事上の会話が非常にスムーズにいくようになりました。

 今後、提案されたサービス、また東京でのビジネスをどのように展開させていく予定ですか

現時点での弊社の戦略は、日本の潜在的なパートナーと関係を構築すること、主に投資家との協力体制を構築することです。その上で日本のIT企業への投資家やパートナーを通じて弊社のテクノロジーを調整し、日本のクライアントのニーズに対応していきます。少し忍耐することと長期的なビジョンが必要となります。しかし、それこそが日本でビジネスを行うために不可欠な要素であると考えています。すべてが関係性の構築と、長期的な存続可能性の確立にかかっているのです。

 東京金融賞への応募を検討されている企業へのメッセージをお願いします

第一に、東京金融賞への申込を検討されているなら、迷わず応募することをお勧めします。賞への申込は私たちにとって非常に有益であり、皆さんにもそうであると確信しています。私からのアドバイスは、ホームページに公開されている『ニーズと課題』をできるだけ詳細に確認し、これらのテーマへの対応方法を明確にした方がよい、ということです。賞はスタートアップ企業をターゲットに含めていると思いますが、私は、最終的には東京都民がターゲットだと考えています。そのため、皆さんのソリューションが、東京に住む人々に実際に役立つことを確認したうえで、最善を尽くすようにしてください。ご健闘をお祈りしています!


2020年度 東京金融賞 - 金融イノベーション部門第2位

Credify Pte.Ltd

▼課題・テーマ:【BtoB】データ活用を進めるためのサービスがほしい
▼提案概要:ユーザ自身が個人情報等を管理し、自ら開示範囲等をコントロールする、「自己主権型 ID」と「分散型ID」の考え方に基づくソリューション「idX」を提供
▼Credify Pte.Ltd
HP:https://www.credify.jp/

インタビュー動画

東京金融賞2020金融イノベーション部門第1位「Credify Pte.Ltd」
閉じる
閉じる

 

3位:クラウドローン株式会社

もっと見る
もっと見る

“東京金融賞(金融イノベーション部門)の受賞により、
サービスに対する信頼感が増し、提携先の拡大につながりました!”

(お話しを伺った方)村田 大輔 氏、 代表取締役、 クラウドローン株式会社

 「東京金融賞」に応募したきっかけを教えてください

弊社で融資マッチングプラットフォームサービスの提供を開始したのが2020年1月であり、提携金融機関数を増やしていたタイミングで2020年度東京金融賞の募集がありました。金融賞という、年に1回という貴重な機会で、公的機関からの評価を得ることができれば、当社の参画先の金融機関、事業提携先の獲得につながると考え、応募しました。ローンの比較サイトは数多くあるものの、公的機関からのお墨付きがあるプラットフォームはなかったので、当社としてメリットを感じていました。

 金融都市としての東京の魅力を教えてください

金融機関は全国にありますが、事業提携先となっている自動車や不動産関係などの事業会社の多くは東京に集積しています。それゆえ、都内で事業を展開するうえで、多様な事業提携先や、ユーザーと関わることができることが、東京の魅力です。

 「東京金融賞」ならではの“良さ”はどのような点にあると思いますか

東京金融賞は、国内だけでなく海外の企業からのエントリーを受け付けたうえでの審査となっており、ほかのビジネスコンテストなどと比較すると、幅広い評価をしていただけるという点で、良さを感じています。当社の場合、海外では数多く存在するレンディングというサービスを提供しておりますが、海外からの応募者を含めた審査を経て、金融賞を受賞することができたという点で、価値を実感しています。

 東京金融賞を受賞したことで社内外から、反響はありましたか

東京金融賞を受賞した旨、サービスサイトに掲載するなど広報したことで、エンドユーザーにおけるプラットフォームに対する信頼度の醸成につながりました。また、金融機関や提携事業会社に対しても、公共的なサービスであるというイメージを持っていただけたので、サービスへの参画の確度が増しました。

 今後、提案されたサービス、また東京でのビジネスをどのように展開させていく予定ですか

これまで提供している自動車や不動産関係でのローンの他に、資格・専門学校やビジネススクールに通われる方、まとまったお金が必要になる歯科矯正・インプラント、不妊治療を検討されている方向けの低金利ローンなど、事業会社提携の機会を増やしていきたいと考えています。今後も、プラットフォームを活用した銀行からのローンのマッチングを行い、サービス提供側・利用側の双方でうまくファイナンスを活用していただけるよう取り組んでまいります。

 東京金融賞への応募を検討されている企業へのメッセージをお願いします

東京金融賞のようなパブリックセクター主催のFinTech×スタートアップ向けの表彰機会は限られています。エントリー数が多く、受賞のハードルは高いと思いますが、金融賞において何らかの評価を得られることは、その後の事業展開やサービス提供において大変有益です。是非皆さんも受賞を目指してチャレンジしてみてください。


2020年度 東京金融賞 - 金融イノベーション部門第3位

クラウドローン株式会社

▼課題・テーマ:【BtoB】金融業界のデジタルトランスフォーメンションをさらに促進したい
▼提案概要:同社サービスを活用したユーザの融資実績データに加え、外部データも活用し、独自の AI で審査制度を向上する機能を追加
▼クラウドローン株式会社
HP:https://corp.crowdloan.jp/

インタビュー動画

東京金融賞2020金融イノベーション部門第3位「クラウドローン株式会社」
閉じる
閉じる

 

2019年度受賞企業

1位:Frich株式会社

もっと見る
もっと見る

“東京金融賞は、認知度向上と支援獲得の絶好の機会です”

(お話しを伺った方)富永源太郎氏, 代表取締役社長, Frich株式会社

 「東京金融賞」に応募したきっかけを教えてください

前年度に保険テックのスタートアップ会社が受賞していたことをインターネットで知ったことが直接的なきっかけです。以前から、保険テックの分野で革新的なサービスを提供するスタートアップとして、東京金融賞に大きな関心を抱いていました。この賞は東京の金融都市としての発展を促進するともに、スタートアップのビジネスの成長と会社のブランドを大きく高める絶好の機会だと考えて応募しました。

 金融都市としての東京の魅力を教えてください

東京は金融業界において世界的な中心地の一つとして認識されており、東京の魅力は多様な金融機関や投資家がコンパクトにまとまっているビジネス環境にあると思っております。例えば弊社は神保町に本社がありますが、大手の保険会社や保険代理店はほぼ徒歩圏内にあります。リアルで密なコミュニケーションが図れる点において、金融業界、特に保険業界においては大きなアドバンテージだと考えます。

 支援プログラムにより、東京都を介した行政との協業の機会や、ビジネスマッチング機会の提供による具体的な成果はありますか

インターネット上で大きな反響があったため、インターネットを通じて数多くの事業会社や投資家にお問い合わせをいただき、具体的な協業や投資の検討に至った例が数多くあります。

 「東京金融賞」を受賞したことで、社内外から反響はありましたか

東京金融賞の受賞は、私たちにとって大きな節目になりました。社内においては、いただいた江戸切子のトロフィーで大いに盛り上がりましたし、自分たちのサービスに対する自信と信頼を深めることができました。社外からの反響としては、好意的な反応が多くあり、多くの投資家や事業連携パートナーから、関心と支援を頂くことに成功しました。
東京金融賞受賞によって、当社のサービスの信頼性が間違いなく上がったと感じておりますし、私たちのビジネス自体も大きく発展しました。

 今後、提案されたサービス、また東京でのビジネスをどのように展開させていく予定ですか

提案したサービスは、特定の犬種や病状に特化したペットの医療保障を作るというものでした。しかし、ペットの飼育に関してはペットの飼育頭数の増加に対して社会のインフラ整備が全く間に合っていないという現状が見えてきました。弊社としては、医療以外にも数多くの深い課題があるペット業界において、あくまで金融サービスが軸となりますが、ペットに関する課題解決からペットを飼育する人にとっての課題解決まで、幅広いソリューションを開発・検討していきたいと考えています。

 「東京金融賞」ならではの”良さ”はどのような点にあると思いますか

先程述べたような金融都市・東京の魅力を前提としますが、革新的なサービスにあえて焦点を当て、東京の金融エコシステムとの結びつきを強化させて、かつサービスの信頼性と認知度向上を促すという点にあると考えております。

 東京金融賞への応募を検討されている企業へのメッセージをお願いします

東京金融賞は、金融業界における革新的なサービスとアイディアに対する、認知度向上と支援獲得の絶好の機会だと思っています。東京を拠点として成長を目指している企業であれば、ぜひ挑戦して欲しいです。


2019年度 東京金融賞 - 金融イノベーション部門第1位

Frich株式会社

▼課題・テーマ:保険のシェアリングが実現できるようなサービスがほしい
▼提案概要:対象の犬種を限定したペットの保険サービスをSNSのコミュニティ・グループを活用する形で提供
▼Frich株式会社
HP:https://frich.co.jp/

インタビュー動画

東京金融賞2019金融イノベーション部門第1位「Frich株式会社」
閉じる
閉じる